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RIZIN.14 浅倉カンナ vs 浜崎朱加 [RIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチ] 観戦レビュー

2018年12月31日大晦日

RIZIN14 女子スーパーアトム級タイトルマッチ

浅倉カンナ vs 浜崎朱加

待ってました!!!

共にTOPの実力者同士の対戦

そしてタイトルマッチ

どんな勝負をみせてくれるのか?

楽しみにしていました。

目次 浅倉カンナについて 過去記事 浜崎朱加について  過去記事 観戦レビュー

浅倉カンナについて 過去記事

→ 格闘女子 ”RENA VS 浅倉かんな 第1戦” 動画有り

→ 浅倉 カンナ  女子格闘技 ツヨカワ女王・絶対王者 RENAに2度勝利した女子

ツヨカワと呼ばれて、女子格闘技を牽引していたRENAを2度連続で破り、一躍 女子格闘技のプリンセスの座に上り詰めた。

その一見地味ながら、RENAに連勝したように、その強さは本物。

弱冠21歳のプリンセスが、

勢いそのままに、RIZIN 女子スーパーアトム級チャンピオンに輝くのか?!

浜崎朱加について 過去記事

→ 浜崎 朱加 男女を通じて日本で唯一のMMA世界チャンピオン 2018年末RIZINで輝くか!

→ チャンピオン対決(アトム級) 浜崎 朱加(第4代Invicta FC世界王座) vs 黒部 三奈(第5代DEEP JEWELS王者)

第4代Invicta FC世界アトム級王座

正に正真正銘の実力者

アメリカのInvictaでチャンピオンに輝く

日本人としては、男女を通じて唯一の実績

アメリカは女子格闘技もMMAでは、打撃の比重が高い

その実力を日本でも見せ付けるのか?!

観戦レビュー

青コーナー 浜崎朱加

赤コーナー 浅倉カンナ

レフェリーの注意を聞く二人

対峙しているのを見ても体格的にはほぼ同じに見えます。(やや、浅倉カンナのほうが大きいか?)

お互いの目を見入る二人

真剣勝負

ゴング

リング中央で軽く拳をあわす両雄

浅倉カンナは、サウスポースタイル

浜崎朱加は、最初サウスポーで構えましたが、すぐに、オーソドックススタイルに変更。どちらの構えもできるスイッチヒッターなのでしょうか?

浅倉カンナが右ジャブで探りを入れますが、

浜崎朱加は、うるさいとばかりに、浅倉カンナの前に出ている右足を払うキックを出します。

これに、浅倉カンナバランスを崩されて、仕切りなおし。

このような、ローキック? はじめてみました。

威力やダメージはないですが、試合の主導権、距離を自分優位にするためには有効かもしれないと思います。

実際、その後、浅倉カンナ入りにくそう。

浜崎朱加はまだ、相手の出方を探っている様子。

打撃の攻防

いつのまにか、サウスポースタイルになった浜崎朱加

右ジャブ

左ストレート

と綺麗なワン・ツー

返しの右フックも振るっていましたが、これは空振り

浜崎朱加、ボクシングテクニック上質です。

どうする?浅倉カンナ

一度距離をとり、ステップを踏んで様子を探る

それをどっしりとサウスポースタイルで迎え撃つ浜崎朱加

すると、スッとオーソドックスにスイッチをして、そのままローキックを放つ

このローキック、浅倉カンナにとってやりにくそう

管理人もサウスポーでボクシングをやっていましたが、距離を測るのとステップを踏む前足(右足)を封じられると、打撃のリズムがつかめなくなります。

そして、いつの間にかサウスポースタイルに変化していて、

フックぎみの右ジャブ

浜崎朱加 強い!

打撃の駆け引き、一発の威力 どれも素晴らしい

オーソドックススタイルだと後足になる右足でローキックを打ち、

そのまま右足を前にしてサウスポーに変化して前に出ている右拳で攻撃

まったくよどみがなく、浅倉カンナに考える暇を与えません。

主導権は完全に浜崎朱加が握っています。

その勢いで、

右ジャブ、右フックと浜崎朱加浅倉カンナへ襲い掛かる。

はやくも打撃で決めにくるのか?

いや、浜崎朱加がステップを刻んで距離をとります。

????

と思っていたら、レフェリーが試合を中断

どうしたのか?と思ったら、

浜崎朱加の右目が真っ赤です!

先ほどのパンチの攻防の時に、偶然、浅倉カンナの指が目に入ってしまった模様

そのせいで、チャンスにもかかわらず浜崎朱加が距離をとったのですね。

浜崎朱加に休憩の時間が与えられます。

しかし、この中断

ピンチに陥りかけていた、浅倉カンナにとってもいい中断になります。

冷静さを取り戻し、作戦を練り直す時間。

全く動じず、目の回復を図る、浜崎朱加

再開

再開前に謝る 浅倉カンナ

大丈夫だから、気にせず全力で戦おうというかのような 浜崎朱加

喧嘩ではない、格闘技のいいところ

さて、本当に再開

展開は、中断前と変わるのか?

浜崎朱加は自分に有利な展開を変えないように、浅倉カンナの右足へローキック

浅倉カンナは、展開を変えるために、いきなりの左ストレート

相打ちか?

流れは変わるか?

しかし、流れうんぬんではなく、浜崎朱加が猛然と襲い掛かる。

ワン・ツー・スリーとパンチを振るい

かわされたとみるや、頭を下げた浅倉カンナのの首を掴まえて投げを狙う。

寝技は浅倉カンナが得意とするところだから、打撃で試合を進めるか思っていた浜崎朱加

打撃も寝技も得意なのか!!!

だとすると、隙がない。

一度は、振り払いかけた浅倉カンナだったが、振りほどくためにバランスを崩したところを倒されます。

試合は、一転、寝技の攻防へ

と、思いきや、なんと浅倉カンナそこから立ち上がります。

さすが、プリンセス 強いし、上手い。

離れて、再び打撃の攻防

浜崎朱加、全く動じず、やはり、ローキックからの展開。

浅倉カンナ、なんとか目先を変えようとハイキックや前蹴りと蹴りの攻撃。

浜崎朱加が、踏み込んでの右フックを狙う

それをダッキングでかわしてカウンターの右フックを浅倉カンナが放つ

共に空振り

浅倉カンナ大きな左フック

振りが大きくかわされる

浅倉カンナ、寝技も危険を感じたのか?得意なはずの寝技を狙わず、打撃勝負。

しかし、打撃は浜崎朱加が得意とするところ

大振りの左フックを放って距離が開いて、すこしホッとしたところに

浜崎朱加が走りこんで右ジャブ

続けて、左、右と拳をふるう。

一気にロープ際につめられてピンチ。

ここは、なんとか、周りこんでピンチを脱出。

やはり、強い、浜崎朱加

再開後も主導権は渡しません。

浅倉カンナ浜崎朱加の真似をしたか?浜崎朱加の前足へローキックを放つところを

狙いすました、ストレートのような右ジャブ

得意技の対処法は知っている!

そして、攻める糸口を探す浅倉カンナが勇気をもってパンチを奮う。

いつのまにか、オーソドックスにスイッチしていた浜崎朱加浅倉カンナの踏み込みに合わせて

ミドルキック

効いた!

ヨロメク 浅倉カンナ

それでも、打撃で勝負を挑む 浅倉カンナ

何発はいいパンチもヒット

しかし、いい右ショートフックを返される。

浅倉カンナ スタミナがあり、打たれ強い。

かなり、いい打撃を貰っていますが、倒れません。

浜崎朱加もそう感じたのか?

次の攻撃

右ジャブをヒットし、

続けての右フックを放ちざまに、右足を取りにいく

打たれづよく、スタミナのある、浅倉カンナに対して、打撃でのKO狙いではなく、寝技での一本勝ちを狙うのか?

が、ここは、浅倉カンナ浜崎朱加を振りほどいて距離をとる。

浅倉カンナ素晴らしいバランスと足腰の強さ。

フィジカルが強い。

そして、

浅倉カンナ、逆襲のワン・ツー・スリー

3発目の右ストレートがヒット

浅倉カンナ 気も強い

しかし、右ジャブの打ち合いでは、浜崎朱加が有利

その浜崎朱加の右ジャブを掻い潜って

浅倉カンナがタックル

ついに浅倉カンナから、寝技を仕掛ける!

浅倉カンナが上から、パウンドかと思いきや、

浜崎朱加立ち上がって、いつの間にか浅倉カンナの腕をとっている!!!

ここは、振りほどいて、距離をとる。

息詰まる攻防。

ここで1R終了

なんとも濃い5分間の攻防です。

判定ならば、このラウンドは浜崎朱加のラウンドでしょう。

さあ、浅倉カンナ どう逆転するのか?

2R

開始早々、激しい打撃戦

パンチから、キックの打ち合い

その中のどれかが効いたのか?

頭を抑えられてあっさり浅倉カンナがリングへ

しかし、すばやく起き上がろうとする浅倉カンナの頭を押さえつけて

膝蹴り

うわ~~~ キツイ!!!

しかし、浅倉カンナ 打たれ強い

普通の顔して、再び対峙

どれほどの練習をつんでいるのでしょう?

そして、勇敢にも浅倉カンナから打撃を仕掛ける

しかし、、、

ローキックに対して、右のカウンター

ショートで的確

なんとか、打撃で局面の改善を図りたい浅倉カンナ

キックを放つが、キックに力とスピードがない

浜崎朱加は、相変わらず、地味なローキックを織り交ぜ、カウンターを狙い、鋭いジャブを打つ。

油断も隙もありません。

それまで、サウスポースタイルで、鋭い右ジャブを打っていたと思ったら、

スッとオーソドックスにスイッチして、

右ハイキック!

浅倉カンナの頭が揺れる。

ステップを踏んで、リズムを取り戻そうとする浅倉カンナ

ジワジワとプレッシャーをかける浜崎朱加

浅倉カンナ 右ジャブ3連発

小さく、鋭いジャブ3連発に浜崎朱加戸惑い 大降りの腕で振り払う

当たりはしなかったものの、その勢いに浅倉カンナ後退

浅倉カンナの小さい右ジャブがヒットしだします。

このままコツコツと右ジャブを当て続けられれば、主導権を握り返せるか?

しかし、浜崎朱加、プレッシャーを強めてそうはさせません。

そして、プラン通り、足払いのようなローキックで浅倉カンナのリズムを奪う。

浅倉カンナ、ジャブの打ち合いで打ち負けたところ、打撃の攻防では不利と見極めたか

やや、強引にタックルにいきます。

コーナーを背にして耐える浜崎朱加

お互い、膝蹴りを放ち、有利な体制を奪おうとしますが、

なんと、この攻防に勝利して上を取ったのは

浜崎朱加

やはり、打撃のダメージがあったのか?

足腰、フィジカルも浜崎朱加が強いのか?

グランドでの攻防はどうなる?!

ブリッジでかえそうとする、浅倉カンナ

普通の選手ならあっさりかえせそうな素晴らしいブリッジ

しかし、浜崎朱加は普通の選手でなありません。

逃がさない。

そして、腕をとりにいく。

しかし、浅倉カンナも腕をつかんで必死の抵抗。

どうやって、浅倉カンナの腕をほどいて、腕ひしぎ十字固めを極めるのか?

と思っていたら、、、

なんと、足を腕にかけて、引き剥がそうとしている

無理やり

力技!!!!

剥がれた!

もう決まりか?ギブアップか?!

と思いましたが、なんと浅倉カンナまだあきらめない

なんとか、体制をいれかえようとします。

すごい根性

勝負魂

しかし、ここまで来て、逃がしはしない。

がっちり、極めきった。

これで、試合終了

勝者、浜崎朱加

勝敗が決した直後に死闘を演じた相手をいたわる浜崎朱加

悔しさをこらえて、浜崎朱加をたたえる浅倉カンナ

格闘技の美しい一瞬です。

改めて、勝ち名乗りを受ける浜崎朱加

それにしても、強い

その強い相手に立ち向かった浅倉カンナも素晴らしい

名勝負をありがとうございました。 スポンサードリンク