女子格闘技 ”突貫”少女 MISAKI 無限のスタミナ!重機関車のような突進 VS MARI 観戦レビュー
2019年2月11日 SB日本女子ミニマム級エキスパートクラス特別ルール 3分3R
目次 MISAKI MARI 観戦レビュー MISAKIと戦うとしたら、どう戦うか?
MISAKI
本名:森田 実沙樹(もりた みさき) 階級:SB日本スーパーライト級 生年月日:1996年2月2日 出身地:愛知県 身長:156cm 体重:48kg スタイル:シュートボクシング 所属:シュートボクシング/グラップリングシュートボクサーズ所属 戦歴/18戦12勝(1KO)5敗1分 獲得タイトル:J-GIRLSミニフライ級王者 来歴:所属ジム、GSB豊橋の山村教文会長の娘。 先生になることが夢だったが、17歳の時にアマチュア大会の対戦相手として試合に出場したがきっかけで試合に出始める。 2015年SBアマチュア西日本代表決定戦があり、元々好きだったRENA選手が所属(当時)するジムとの対戦をし、敗退。 対戦した相手のセコンドには、RENA選手だけでなくMIO選手も付いていて、憧れの2人の前で負けた悔しさから火が付いた。 毎日練習しているうちに「20歳までにはデビューしたい!」と思うように。 2016年1月に行われたSBの全日本アマチュア大会で優勝、20歳誕生日直前でデビュー
MARI
所属:ナックルズGYM 獲得タイトル:ミネルヴァ ピン級王者 出身地:岡山県 生年月日:1995年04月10日 身長:159cm デビュー:2012年04月29日 タイプ:オーソドックス 得意技:右ストレート 通算戦績:24戦10勝11敗3分(1KO)
観戦レビュー
拳をあわし、顔を見合す二人
数値以上に身長差があるように見える
1R
試合開始
通常は、リング中央でグローブをあわすが、そんな挨拶も無視して相手に突っ込むMISAKI
MARIはまだ心の準備ができていないか?!
いきなり距離がつまり緊張感が走る
MARIは突き放そうとするが、MISAKIはガッチリガードを固めてお構いなしに前に出る
そこから強引にパンチ
迎撃するMARIの左をかいくぐっての右パンチ
MISAKIの左は既に
左ボディブロー
リーチ差を活かしてなんとか距離をとろうとするMARIだが、
距離が離れそうになると、キックで打撃を放つMISAKI
常に先手をとるMISAKI
MARIの右ストレートをかいくぐり、左手は
ボディへ!
効いた!
バランスを崩し後へよろめくMARI
一瞬も間をおかずにすかさず詰め寄るMISAKI
MARIをロープにつめて追撃
息をつかせぬ連続攻撃
頭から突っ込むMISAKI
突貫少女の本領発揮
顔面への右ストレート
返す刀で左ボディ
見事な連続攻撃
MARIも必死に迎撃を謀るが、MISAKIの突進を止められない
1R終了
このラウンドはMISAKIのラウンド
2R
このラウンドもすかさず、前に出るMISAKI
迎撃するMARI。
手を出すタイミングはほぼ同時だが、MISAKIの勢いに飲み込まれぎみ
なんとか、踏ん張るMARI
右ストレートを打つが、MISAKIはうまくかわし
左ボディ
左ボディ
左ボディ
MISAKIの突貫はとまらない
MARIの顔面へはMISAKIの頭が、そして、ボディには、左フックが入る
なんとか距離をとりたいMARI
しかし、MISAKIは距離が少しあいても、ボディ攻撃を続ける
MARIの背中が丸まってくる
身長差がほとんど関係なくなってきた
右ストレートで突き放そうとするMARIだが、MISAKIは右でもボディを攻める
返す刀で左ボディアッパー
MISAKIの突進はとまらない・・・・・・
止めたのはレフェリー
さすがに、頭から突っ込むMISAKIを注意
再開
しかし、MISAKIはとまらない
左フック
MARIもほぼ同じタイミングで手をだすが、”攻める意思”、”前に出る意思”で押しているのはMISAKI
2R終了
このラウンドもMISAKIが取ったと思います
3R
の前に、、、
凄いラウンドガールのコスチュームです
ビックリ!!!
試合再開
突貫少女、突進!
MARIも手を出す
しかし、圧力でMISAKIが押す
MARIが、圧力の押されて上体が浮いたところへ
MISAKIの左ボディ
MARIも必死で手を出すが、
MISAKIはその手をかいくぐり
攻める
攻める
攻める
突貫少女の本領発揮
あの、NJKF前ミネルヴァアトム級王者の百花 (魁塾)との、壮絶な乱打戦を制して、ピン級女王に輝いたMARIを突進と乱打で押し切る
MISAKIの重機関車のような突進力
素晴らしい!
そして試合終了
勝者、MISAKI
死力を尽くした二人
健闘を称えあいます
素晴らしい試合でした
MISAKIと戦うとしたら、どう戦うか?
それにしても、この重機関車のようなMISAKIと戦う場合どうすればいいのか?
蛇足ながら考えてみました
スタミナを活かして、とまることなく、頭から突っ込んでくる相手
闘牛士のように、ヒラリとかわしてカウンターを打ち込むのが理想ですが、言うはやすし、行うは・・・・
しかし、それを最近実践して見せたのがMIO
『SHOOT BOXING 2018 act.1』(2月10日、東京・後楽園ホール)での戦い
頭から突っ込んでくるMISAKIへカウンターの左
この左、MISAKIの突っ込んでくる勢いをとめようと力をこめすぎると乱打戦に巻き込まれるので、
小さく、鋭く、的確に打ち抜く
そして、MISAKIが突っ込んでくる出鼻に左ジャブを当てる
出鼻をくじかれると入ってこれず、突進のリズムが作れない
突貫少女は、ジャブでは止まらないので、そのままつっこんでくるが、そこに、シャープな右ストレート
これを先ほどの左ジャブからのワン・ツーで叩き込めればMISAKIは大ダメージ
しかも、MIOは攻撃を貰っていない
”攻防兼備”
左ジャブもいいが、より効果的に前進を止めるには、前蹴り
これを出鼻に入れられると、無理やりにでも入れない
これらは、MARIも試みていたが、MARIは自分も乱打戦が好きなタイプなのだろう
同じ土俵で戦ってしまい、より突進力のあるMISAKIに軍配が上がった。
MARIがこの試合で実施せず、MIOが効果的に使っていた突進型ファイターに有効なテクニック
MISAKIの突進をバックステップでいなし
狙い済ました返しのカウンター
突進を真正面から受け止めず、ステップでかわして打つ
流石、MIO 高度なテクニックと突進に巻き込まれないハートと自分のテクニックを披露できるスタミナと全てを高いレベルで持っているMIOだからできる
それにしても、MISAKI、約1年前のMIO戦よりも、今回のMARI戦のほうが、突進力が強化されているように見えます
MARIが乱打戦につきあったから際立ったのか?それともよりレベルアップしたのか?
MIOとの再戦があれば楽しみです
スポンサードリンク