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女子格闘技 RISE131 QUEEN 那須川梨々 vs 平岡琴 女の意地と意地のぶつかり合い 観戦レビュー

2019年3月23日(土) 後楽園ホール

RISE131 QUEENアトム級 トーナメント

平岡琴 VS 那須川梨々

目次 平岡琴 那須川梨々 観戦レビュー

平岡琴

平岡 琴/ヒラオカ コト/Hiraoka Koto

所属・ジム:K-1 GYM横浜infinity

生年月日:1990.6.20

身長・血液型:155cm・O

出身地:神奈川県横浜市(日本)

ファイトスタイル:オーソドックス

獲得タイトル:2014年全日本女子ウェイト制空手道選手権軽量級優勝

戦績:10戦6勝(2KO)3敗1分

Pro Kickboxer / TRY HARD GYM Instagram...koto620

過去記事↓

樋田智子 VS 平岡琴 女子格闘技のおもしろさを思い出させてくれた素晴らしい一戦! 観戦レビュー

RISE129 女子キックボクシング リアルファイト 2018年11月17日(土)

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那須川梨々

お茶目な女子高生

キックボクシングの神童 那須川天心の妹

この言われ方、とてもプレッシャーとなると思う

まだ10代の女子高生が、誰それの妹 というプレッシャーをはねのけて、那須川梨々と認知させることが出来るか?

当然、対戦相手 平岡琴は、その知名度ともども奪いにくる

過去記事↓

那須川梨々 VS 百花 RISE129 女子キックボクシング  2018年11月17日(土) 観戦レビュー

RISE129 女子キックボクシング リアルファイト 2018年11月17日(土)

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観戦レビュー

アトム級 45kg 3分3R 延長1R

上背は、平岡琴がある

しかし、腕の逞しさ、身体の分厚さは、那須川梨々が上回る

年齢差が、ちょうど一回り12歳

プロ経験は、平岡琴が10戦

那須川梨々は3戦目

平岡琴は、那須川梨々を見るが、那須川梨々は、目をあわさない

兄の那須川天心がセコンドについて、気合を入れる

さあ、ゴング

1R

お互い、オーソドックス アップライト

平岡琴がローキックで仕掛け、那須川梨々もローキックを返す

那須川梨々が、パンチを放ち、平岡琴もパンチを返す

ミドルキックの打ち合い

開始早々、様子見もそこそこに激しい打撃戦

捨てパンチもなく、一発一発に力をこめている

しかし、まだ少し距離が遠く、お互いクリーンヒットはない

だが、負けるものか、必ず勝つという意思をお互い前面に出しての戦い

ヒートアップする乱戦の中から、

平岡琴の右ストレート

この試合初のクリーンヒット

しかし、那須川梨々もすぐに反撃

だが、平岡琴、落ち着いた対処

那須川梨々やや、気負いすぎか、空振りが目立ち始める

打ち気にはやる、那須川梨々に対して、平岡琴は先に手足を出して地味な見た目ながら、当てていく

那須川梨々、それでもがむしゃらに前にでる

展開の打開を図ろうと

後回し蹴り

しかし、空振り

平岡琴が冷静に対応

那須川梨々がパンチを打とうとする前に平岡琴が左ジャブをヒット

小さいパンチだが、コツコツと当てているのは平岡琴

那須川梨々、強引に突っ込む

平岡琴も小さいパンチでは、那須川梨々を止められないと右ストレートで迎え撃つ

お互い空振りして、頭がぶつかる

お互い、引かずにぶつけ合う

既に、意地と意地がぶつかりあっている

那須川梨々 前に出続ける

平岡琴の右ストレートをかわして、左フックのカウンター

那須川梨々のクリーンヒット

その勢いのまま、右ストレート

これもヒット

平岡琴、いいパンチを2発もらったが、一歩も引かずに反撃

またしても、頭をぶつけ合いながら打ち合う二人

ゴング、1R終了です

試合の序盤と中盤は、平岡琴が冷静にコツコツと当てていて、1R目はポイントとったかと思いましたが、

終盤に那須川梨々がいいパンチをヒットさせて乱戦に巻き込みました。

どのパンチをポイントに振り分けるかで悩むラウンドです。

管理人は、振り分けなければならないならば、平岡琴のポイントにしますが、

振り分ける必要がないのであれば、ドローとします

平岡琴 10 対 10 那須川梨々

しかし、那須川梨々の終盤の攻勢は良かった

この勢いで2Rも攻められれば、那須川梨々のペースとなる スポンサードリンク

2R

1R終盤の勢いそのままに、那須川梨々が前に出る

巻き込まれかける平岡琴だが、

自ら前に出て押し返す

お互いに引かない

お互いに引かないが、パンチの的確さ、ヒット率では平岡琴が上か

前につんのめり気味な那須川梨々に対して、ローキック、右ストレートと的確にあてる

平岡琴の右ストレートから、左ボディフックがヒット

那須川梨々下がらない、下がらないが、ダメージは蓄積してきた

このラウンドは、平岡琴が着実にリード

なんとか挽回しようと、気力で強引に前に出続ける那須川梨々

そんな那須川梨々に対して、平岡琴

回転バックハンドブロー

クリーンヒット

効いた!那須川梨々がよろめくところに

追撃の右ストレート

さすがに、クリンチにいく那須川梨々

それを振りほどいて打撃を放つ平岡琴

こんどは、バックステップでリングを回って距離をとる那須川梨々

しかし、逃がさない

平岡琴、今度は

後回し蹴り

那須川梨々、なんとかガードをしている

ガードをしているが、ガードの上からでもダメージをおった

ダウンを奪えるか、平岡琴

那須川梨々は、口と肩で呼吸をしている

ダメージと疲れがありありだが、それでも反撃を試みる

まだまだ、気力は衰えていない

ここで、2R終了

このラウンドは明白に、平岡琴が取りました。

平岡琴 10 対 9 那須川梨々

2R目迄の集計

平岡琴 20 対 19 那須川梨々 スポンサードリンク

3R

落ち着いた表情の平岡琴に対して

バタつく那須川梨々サイド・・・・

・・・選手はあわてるから、セコンドは落ち着かないと・・・・

しかし、表情を見ると、ダメージと疲れはあるが、心は落ち着いているように見える

・・・・セコンドのほうがあわててているか・・・・・

ゴング

那須川梨々、ダメージと疲れがあるだろうが、自ら攻める

素晴らしいスタミナと根性

相当練習しているのでしょう

右ミドルキックから、右ボディストレート そして

左後回し蹴り

これが、平岡琴のボディへめり込む

しかし、

平岡琴もお返しの後回し蹴り

ここから乱打戦

平岡琴も明白に勝利をもぎとろうと前にでてパンチを打つ

那須川梨々も、2Rの劣勢を挽回しようと手を足をだす

那須川梨々、ダメージと疲れで、肩から力が抜けて、パンチの軌道がコンパクトになり、ヒット率が上がってきた

1R目は、ガチガチに肩に力がはいって大振りだったが、その力が抜けたおかげで、軌道がコンパクト、最短になってあたりやすくなっている

逆に平岡琴は、試合を決めようと強い打撃を入れようと力が入り、大振り気味になって、手数、ヒット率ともにやや下がってきた

那須川梨々のこの左フックが平岡琴の出鼻にあたる

平岡琴、やや劣勢ながらも、この試合に勝つんだと

飛び膝蹴り

衰えない闘志

打ち合い続ける二人

意地と意地のぶつかり合い

3R終了

ほぼ互角の展開に見えましたが、

後回し蹴りのクリーンヒット、左フックの的中率から、

管理人は、このラウンドは那須川梨々のポイントとします

平岡琴 9 対 10 那須川梨々

3R目迄の集計

平岡琴 29 対 29 那須川梨々

・・・・ドローですね・・・・

公式判定はどうか?

やはり、ドローです

延長1Rへ スポンサードリンク

延長1R

さあ、延長戦

お互いスタミナは残っているのか? と思いきや

全開の殴り合い

『勝つのは私だ』

とプライドをかけた殴り合い

互角の攻防の中から、

那須川梨々のバックハンドブロー

平岡琴もガードはしていたが、その上からもダメージ

そして、

左フック

大きな振りだが、これが3R目から良くあたる

平岡琴、この角度のフックが見えていない

しかし、平岡琴もこの試合にかける想いは強い

負け時と前に出る。打撃を放つ

しかし、必ず那須川梨々も手を返す

下げた頭を上げ様に肩でかち上げて・・・(反則では・・・・)

平岡琴の顔が上がったところを、この形相で

右ストレート

負けるわけにいかない、一族の血とメディアからのプレッシャーを跳ね除ける意思

平岡琴も、負けない ミドルキック

お互い、一歩も引かない

最後の最後まで

ゴングが鳴り、レフェリーが分けに入るまで、打ち合う二人

延長ラウンド終了

泣いても笑っても、この判定で勝敗が決する

管理人は、ほぼ互角とみましたが、絶対に振り分けなけらばならない延長とみると

序盤のバックハンドブローとクリーンヒットした左フック

前に出続けた攻勢をポイントにみて

那須川梨々のポイントとします

平岡琴 9 対 10 那須川梨々

さあ、公式判定は?

那須川梨々 の勝利

お互いの意地と意地がぶつかりあった素晴らしい試合でした。

本当に名勝負だった思います。

ありがとうございました。

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