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たおやかに強く美しい 女子格闘家たち

Krush.94 壽美(ことみ) vs ワン・ジンロン 名勝負プレイバック 観戦レビュー 動画有り

最新の壽美の試合を観たかったけれど、流石に動画はなかった。

でも、検索したら、K-1 OFFICIALサイトで過去動画が観れる

K-1素晴らしい!!!

というわけで、半年ほど前の試合を観戦させてもらいました。

過去の試合だろうが、面白い試合は面白い

そして、その戦いをみて選手のfanになったら、直近の試合を観に行きたくなりますもんね。

目次 壽美 ワン・ジンロン 観戦レビュー

壽美

壽美/コトミ/Kotomi 所属・ジム:NEXT LEVEL渋谷 生年月日:1996.7.28 身長:164cm 出身地:東京都渋谷区(日本) ファイトスタイル:サウスポー 戦績:7戦 5勝(2KO) 2敗 0分

ワン・ジンロン

ワン・ジンロン Wang Chinglong •所属・ジム:IRON Boxing Gym •生年月日:2000.5.14 •身長:167cm •出身地:台湾・台中市(台湾) •ファイトスタイル:オーソドックス •戦績:13戦 8勝(1KO) 5敗 0分

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観戦レビュー

この身長差・・・

データでは、壽美164cm、ワン・ジンロン167cmと3cmしか違わないことになっていますが、、、

並んでみると、もっと差があるように見えます。

このリーチ差がどう試合に影響するか?

1R

開始早々、蹴り合い

いきなり激しい打撃戦

ワン・ジンロン、長いリーチを活かして距離をとって戦うのかと思いきや

頭がぶつかる距離まで踏み込んできます

お互い、見た目のたおやかさから想像できない好戦ぶり

手数も多い

立ち上がりからエキサイト

この距離ならば、リーチ差は関係ない

どちらが先にいいヒットを奪い、相手にダメージを与えるか?!

乱打戦

蹴りとパンチが交差する

その乱打戦の中でヒットしだしたのが

壽美の左ストレート

サウスポーの優位さを活かして、左ストレートがあたりだします

序盤の乱打戦を優勢な展開にしたのは、壽美

ワン・ジンロン、一旦バックステップで距離をとり、リーチさを活かす展開に切り替え

遠い間合いから、壽美の蹴りを空振りさせて、右ストレート

壽美の蹴りを空振りさせて、パンチが届く

やはり、リーチ差はかなりある

この距離で戦えば、ワン・ジンロンが優位

しかし、ワン・ジンロン 身長あるが、接近戦のほうが好きなよう

一発ヒットがはいったら、自ら距離を縮めて接近戦

しかし、距離が縮まると、壽美の左ストレートが入る

もう一度距離をとる、ワン・ジンロン

遠めからパンチを放つが単発

パンチの引き際にあわせて、壽美が距離をつめて、連打を放つ

ワン・ジンロンも好きな接近戦で真っ向勝負だが、やはりこの距離は壽美が優位

壽美の左があたる

ワン・ジンロンの口からマウスピースが飛び出し中断

見えなかったが、壽美の打撃を貰った際に、マウスピースが飛んだのだろう

再開

中間距離での攻防

ワン・ジンロンの右ストレート

やはり、距離をとってのさしあいだとリーチのあるワン・ジンロンの手だけが届く

マウスピースが飛んでの中断は、ワン・ジンロンの頭を冷やし、冷静になるのにいいインターバルだったようだ

ここで1R終了

お互いいいパンチもいれていて、積極的な打撃戦を展開していました。

振り分けは難しいですが、

管理人は、再三ヒットしていた、壽美の左ストレートをポイントにとります

壽美 10 対 9 ワン・ジンロン

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2R

2Rの立ち上がりは、1R目よりもやや距離を遠めにとって、お互い牽制のしあい

お互い積極的に手、足は出しているが、ヒットする距離までの踏み込みが甘い

1R目にお互い、相当乱打戦をしてスタミナを消耗したか?

2R目の主導権を握るのはどちらか?

すると、ワン・ジンロンが、壽美の右ジャブにあわせて

右ミドルキック

長い足が壽美のボディへ刺さる

ワン・ジンロンはこの作戦が有効

しかし、壽美もただ、やられていない、もつれてクリンチの離れ際にキッチリと左ストレートをお返し

再び距離をとろうとする、ワン・ジンロン

上背のある、ワン・ジンロンへの顔面へのパンチは届きにくい

そう思った、壽美、ボディへ左ストレート

いい作戦です。

頭は、スウェーバックで足を動かさずとも逃げれますが、

ボディはステップを踏まないと逃げれない

こうなると、ワン・ジンロン、攻めないとジリ貧になるが、どうにも、左ジャブが出ない

リーチがあるのだから、左ジャブをポンポンとだして、右ストレートをあわせるという

ヒットマンスタイルが有効だとおもうのだが、

ヒットマン トーマス・ハーンズ

どうも、サウスポーが苦手なのか、左ジャブが出ません

トーマス・ハーンズも、サウスポーのマービン・マーベラス・ハグラーにKO負けした・・・・)

左が出ない間に、壽美の右を貰う

壽美は、サウスポーの優位をいかして、右、左とよく出る

そして、どちらのパンチもよくあたっている

今度は左ストレート

ワン・ジンロンの顎にヒット

ワン・ジンロンが右ストレートを放つところに

これも、左ストレートをヒットさせて、返しの右フック

壽美の左ストレートがいい

そして、その左ストレートが炸裂する

①左ストレート

②右ジャブで距離を測り

③左ストレート

ワン・ジンロンが左フックを放つより先に、壽美の左ストレートがヒット

ワン・ジンロン ダウン

壽美の左が試合を支配してきた

立ち上がる、ワン・ジンロン

しとめようと狙う壽美

しかし、残り時間なく、2R目終了

このラウンドは、ダウンがあったので

壽美 10 対 8 ワン・ジンロン

2R目まで集計

壽美 20 対 17 ワン・ジンロン

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3R

2R目の勢いをかって、KO勝利を狙う壽美

攻勢にでるが、ワン・ジンロンも反撃

ワン・ジンロン 意外にパンチにパワーがある

ダウンのダメージはそれほどないか?

確かに、2R目のダウンは、足がそろっているところに受けたパンチで、尻餅をついたようにも見える

壽美、左ローキックから、左足を前にしたまま、左ストレート

サウスポーから、自然にオーソドックスへスイッチしてパンチをあてるのが旨い

その左が当たるとみるや、

今度は、サウスポースタイルで警戒させておいて、左足を前に踏み出して

左ジャブ

ワン・ジンロンにまだ力が残っていると見極め、頭脳戦に切り替えます

何とか、反撃をと前のめりなワン・ジンロンに対して、冷静に対処する壽美

そうかと思うと、サウスポースタイルから、ワン・ツー、スリー、フォーと連打で攻める

ワン・ジンロンに息つく暇を与えない

ワン・ジンロン、この試合勝利するためには、逆転KOしかないのだが、

壽美に試合のペースを握られ、手がでなくなってしまった

壽美の攻撃にたいして、反撃するのが精一杯

壽美の左ストレート

終始、この左で主導権を握り続ける

ラウンド終盤、もう一度ダウン寸前まで追い詰める

しかし、ワン・ジンロンも頑張り、試合終了

管理人は、このラウンドも壽美のポイントとします

壽美 10 対 9 ワン・ジンロン

3R目まで集計

壽美 30 対 26 ワン・ジンロン

さあ、公式判定はいかに?

やはり、壽美の手が上がりました

サウスポーの特性を活かして、素晴らしい試合を見せてくれました

ありがとうございました

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