krush100 菅原美優 vs 延谷美智子 恐るべき怒涛のピストンラッシュ 観戦レビュー
2019年4月19日（金）K-1 KRUSH FIGHT.100
プレリミナリーファイト第2試合/K-1 KRUSH FIGHT女子アトム級/2分3R
菅原美優 vs 延谷美智子
目次 菅原美優 延谷美智子 観戦レビュー
菅原美優
菅原 美優：スガワラ ミユウ/Sugawara Miyuu 所属・ジム：K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ 生年月日：1999.11.22 身長：162cm 出身地：東京都板橋区（日本） ファイトスタイル：オーソドックス 獲得タイトル ：第5回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジBクラス 女子-50kg優勝 ：第6回、第7回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジBクラス 女子-45kg優勝
過去記事→女子格闘技 Krush.97 菅原美優 vs 豊島里美 2019年1月26日 観戦レビュー
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延谷美智子
延谷 美智子：ノブタニ ミチコ/Nobutani Michiko 所属・ジム：K-1ジム川口TEAM SIRIUS 生年月日：1989.10.24 身長：161cm 出身地：島根県奥出雲町（日本） ファイトスタイル：オーソドックス 獲得タイトル：第21回K-1アマチュア チャレンジ女子Bクラス -55kg優勝
観戦レビュー
体格はほぼ互角
デビュー戦で気合の入る延谷美智子
ゴング直前にリラックスした笑顔
これが2戦目の菅原美優はやや緊張気味な表情
やや、入れ込みすぎか？試合前の注目がプレッシャーになっているか？！
１Ｒ
リング中央で挨拶にグローブをあわせる
その直後から、激しい打ち合い
お互い、蹴りから入ったかと思いきや、すぐさま接近戦へ
接近戦での菅原美優の右
延谷美智子、顔面にいい右をもらったので、頭部をガードしたところに
菅原美優に右ミドルキック
延谷美智子、反撃にパンチを返すが、菅原美優のカウンターの右
上下の打ち分け、打撃の的確さで、試合の立ちあがりを菅原美優が制す
菅原美優がプロ経験を活かして主導権を握るか？！
・・・・・
いや、延谷美智子 打ち返してくる
オープニングで、菅原美優のいいパンチとキックをもらったかと思ったが、ダメージを一切感じさせずに打ち返す
それも、菅原美優が得意とする蹴りに合わせて、カウンター気味のパンチを放つ
菅原美優が、蹴りのモーションに入っているが、向こう正面の延谷美智子は右ストレートの構え
菅原美優の左ミドルキックに延谷美智子の右ストレート
たたらを踏んで後退したのは、菅原美優
この右が効いたか？
コーナー際へ後退する菅原美優に対して距離をつめて、前蹴りを放つ延谷美智子
形勢を立て直そうとパンチを打ち様にクリンチに行く菅原美優
旨い、クリンチで少し時間を稼ぎ、回復してからの中間距離のでのテクニック勝負なら菅原美優に分がある
しかし・・・・！
延谷美智子、なんとこの近距離で、自分の身体を後に倒して空間を作りだし、右フックを打つ
延谷美智子のこの右が強い
しかも、手数がでる
蹴りが得意な菅原美優はやや距離をとって戦いたいが、延谷美智子は常にパンチの届く距離で戦う
が、菅原美優も気が強い
蹴りが出せない間合いならばと、パンチで応戦
綺麗な右を延谷美智子に打ち込む
さすがに、下がる延谷美智子 効いたか？
今度は、菅原美優が攻勢
下がる、延谷美智子を追いかけて
膝蹴り
もう１発
やはり、菅原美優は足技がいい
延谷美智子、下がっては勝機がないと判断
膝が届く距離なら、パンチが届くと、拳を打ち込む
互角の打ち合い
お互いの右
ダメージはどちらが負っている？！
延谷美智子が打ち勝ったか？！
延谷美智子の右は、軌道が最短距離をとおり、打つときに予備動作が少ないので避けにくそう
それなのに、威力がある
突き刺すようなパンチで、拳が堅そうだ
・・・・・（ゴツーンやゴンと効くのではなく、カツーン、グッサリ突き刺さる感じかな）・・・・とにかく、対戦するほうとしてｈ嫌なパンチの質です
ロープ際につまり、打たれる菅原美優
延谷美智子、パンチの振りが小さく鋭いので、連打が出る
手数が多い
避けにくくて、堅いパンチが数多く飛んでくる
・・・・・
どうする菅原美優
延谷美智子のいいパンチも入る
ロープ際、右ストレート！！！
大ピンチ
クリンチに行く菅原美優
クリンチ際でレフェリーが一旦二人を分けるが、一時試合中断？？
菅原美優の右目がふさがっています
どうやら、偶然のバッティングのようです
しかし、大事には至らず、試合再開
さあ、この中断が試合の流れに影響するか？
影響した！！！
なんと、菅原美優、再開直後に走りこんでの
とび蹴り！！！
延谷美智子、ぶっ飛んでダウン！！！
ＫＯ寸前にまで追い詰められてた菅原美優が起死回生の一撃
中断は、菅原美優に有利に働いた
延谷美智子ダメージはどうか？
試合再開
延谷美智子から前にでる
ダウンの挽回をはかろうと前にでるが、あれだけ出ていた手がでない
流石に、大きな一撃を貰い、慎重になっている
そこへ菅原美優が得意の蹴り
試合序盤と同様の展開になってきた
そして、次の流れも・・・
菅原美優のミドルキックにたいして延谷美智子の右ストレート
この右ストレートを受けて、へたり込む菅原美優
ダウンだ！
・・・・・・
いや、レフェリーはダウンを取らない
キックを打った直後だったので、バランスを崩しただけと見たのか？
・・・・・
ＴＶ画面でみると、明らかにダメージのあるダウンだが、ダウンにカウントされず
レフェリーの見ていた角度ではやむをえないか
ここから、乱打戦
お互い頭もぶつけないながら一歩も引かずに打ち合う
ここで、１Ｒ終了
１Ｒ目から、お互い、ダウンを奪い合う、興奮の展開
しかし、延谷美智子のうばったダウンはレフェリーにカウントされなかったので採点的には
菅原美優 １０ 対 ８ 延谷美智子 となるか・・・・・
管理人は、ダメージの大きさなどからみて
菅原美優 １０ 対 ９ 延谷美智子とします
あの、中断後のとび蹴りでのダウンがなければ、完全に延谷美智子のラウンドでした スポンサードリンク
２Ｒ
どうやって打開をはかる？菅原美優
延谷美智子は打たれ強い
あれだけ、菅原美優の蹴りを受けても、パンチをかぶせてくる
しかもそのパンチが強くて数が多い
・・・・・
菅原美優にとって相性最悪な相手かもしません
通常の相手なら、蹴りを受けたら、距離をとります
その間に、蹴りをうった方は、一息つけるし、次の攻撃の展開にも移れる
しかし、その蹴りを避けるでもなく、受けたままパンチをカウンター気味にかぶせてくる
通常、パンチよりキックのほうが威力があるはずなので、蹴りを受けたほうが後退するものですが
延谷美智子のようなタフネスと打たれ強さがあると、そのままパンチの連打に巻き込み、相手の蹴りを出させなくさせてしまう
こうなると、蹴りよりもパンチの方が回転が速いので、菅原美優としては、パンチで対抗するしかないが・・・
管理人なら、（管理人はサウスポーなので）
延谷美智子の左を出させないようにして、自分は右ジャブを多用し、時折いきなりの左ストレートを入れるという戦い方をします
つまりは、延谷美智子の右をださせないようにする
乱打戦になると、左右パンチの連打がすさまじいので乱打戦には付き合わない
さあ、菅原美優はどうする
逆に、延谷美智子とすれば、このままの戦い方の継続でいいです
菅原美優の蹴りを封じ込め、パンチ、特に得意の右を数多くいれる
こちらのほうが、シンプルで体力と根性があれば遂行しやすい
さあ、２Ｒの展開やいかに？
リング中央で打ち合い
最初こそ、蹴りで入ったが、やはりパンチの乱打戦
この展開は、延谷美智子の望む展開だ
この展開で、押し切れるのか？菅原美優
いや、菅原美優もいい右ストレート
真っ向勝負で打ち勝つつもりか？
打たれた直後は下がる延谷美智子だが、すぐ打ち返す
いいパンチを入れた後、延谷美智子が下がるので少し距離が出来る
その距離が蹴りを打ついい距離なので、菅原美優は蹴りをうつ
その蹴りに対して
延谷美智子は踏み込んで右ストレートのカウンター！
再三の展開
この右がまたしても効いた
そして接近戦、菅原美優はクリンチに行こうとするが、それをさせずにまたしても右を入れる延谷美智子
これは・・・・
菅原美優としては辛い
中間距離では先手をとれる
先手をとって、いいパンチ、あるいはいいキックを入れる
延谷美智子は、一瞬、効いたように下がるので、その下がり様に菅原美優は、得意な蹴りを打ってさらにダメージを与えようとするが、
その蹴りに対してパンチをかぶせてきて、そこから連打がおそっくてくる
やりにくいことこの上ない・・・・
菅原美優 残された手は真っ向勝負のみ
延谷美智子の土俵に上がって乱打戦
それでも、菅原美優頑張り、押し返す
膝蹴り
しかし、やはり乱打戦、接近戦は延谷美智子の土俵
信田に美智子の右を受けて、菅原美優の顔が跳ね上がる
菅原美優もいい右を返す
が、延谷美智子、ダメージないのか？！ 素晴らしいタフネスですぐさま反撃
もつれたとこれでレフェリーが中断
菅原美優の表情を見る
髪が乱れ、鼻血がでる菅原美優
一方の延谷美智子は綺麗な顔
再開
再開様、菅原美優がハイキック
１Ｒの再現かと思ったが、、、
力なくずるずつとスリップダウンしたのは、菅原美優
これは、スリップ
菅原美優、身体が柔らかく、開脚がすごいが、体力が残っていないか、ダメージの蓄積か
それでも闘志は失わず、打ち合う
が、上の写真でも相打ちに見えるが、ダメージをおったのは菅原美優のほう
ヨロメク菅原美優
それでも前に出る
もはや、作戦うんぬんではない
素晴らしい勝負根性
ここで、２Ｒ目終了
菅原美優 ９ 対 １０ 延谷美智子
２Ｒ目まで集計
菅原美優 １９ 対 １９ 延谷美智子
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３Ｒ
試合開始
キックを放つ菅原美優に、パンチをかぶせる延谷美智子
同じ展開
いや、同じではないか
接近戦で膝を入れる菅原美優
いい膝が延谷美智子のボディに入ったと思ったが、
延谷美智子、意に介さず、愚直に同じ展開へもっていく
延谷美智子のタフネスと打たれづよさが素晴らしい
それでも、膝を入れていく菅原美優
１、２Ｒにはなかった攻撃オプション
接近戦でこの膝は有効に思える
だが、延谷美智子おかまいなし
試合終盤のスタミナが残り少ない時にボディは効くと思うのだが、意に介さない
なんという、うたれづよさ
逆に、ロープへ押し込んで、菅原美優がクリンチにくるところを、右ボディアッパーを見舞う
菅原美優は、効いた、、、一瞬腰が落ちる
スタミナがなくなり、ダメージが蓄積して気力で立っているところに、ボディはその気力を削ぐ
髪が乱れ、鼻血がより多くなった
中断からの再開
菅原美優、必死に手をだす
しかし、身体がいうことを効かないか、後足がすべったか、体制を崩す
菅原美優がよろめいたところへ、延谷美智子の追撃の膝
ボディへ突き刺さる
さらに、
延谷美智子の追撃
菅原美優も蹴りを打つが、もはや踏ん張りが利かない
どのパンチが入ったのか？或いは、入っていないかもしれない
ただ、
ダウン！
延谷美智子のピストンラッシュの前についに崩れ落ちた
すぐに立ち上がり、レフェリーのカウントを聞く菅原美優
しかし、１０カウントを聞く前に、ファイティングポーズを取ることができずにレフェリーが試合をストップ
菅原美優のこの表情を近くでみれば、止めるでしょう
レフェリーの顔を見ていない、みれていない
呆然とした表情
止められて、やっと我にかえり、あわててファイティングポーズをとるが時、既に遅し
呆然とする菅原美優
対照的に喜びを爆発させる延谷美智子
プロデビュー戦で鮮烈なＫＯ勝利
菅原美優の頑張りもあり、見ごたえのある素晴らしい勝負になりました。
ありがとうございました
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