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樋田智子 VS 平岡琴 女子格闘技のおもしろさを思い出させてくれた素晴らしい一戦! 観戦レビュー

正直、那須川梨々 VS 百花の一戦をみた後に、もう一戦女子の試合があるなとおもい、”ついで”に観戦しました。

平岡琴選手は、空手で2014年全日本女子ウェイト制空手道選手権軽量級優勝の実績はあるものの、キックボクシングの経験は浅い

樋田智子選手にいたっては、プロデビューも遅く、しかも今回で3戦目 プロフィールを調べても何も出てこないような選手です。

試合として成立するのか? と不安になるような組み合わせです。

冒頭で書いたように、あまり期待せずに”ついで”に観戦しましたが、

格闘技の面白さを再確認させてくれるようの熱い試合でした。 (選手の名前や実績で判断してしまうなんで、管理人は恥ずかしいです)

1ラウンド

開始早々、平岡琴選手が攻める

空手の実績があるだけあり、1枚も2枚も上手です

しかし、先に那須川梨々 VS 百花の一戦を見てしまったあとなのです。

どうしても、那須川梨々 VS 百花の試合、二人のレベルを比べてしまいます。

スピード・パワー・テクニック どれをとっても、格段に見劣りしてしまいます。

観戦早々、この二人の試合を組んで、RISEは大丈夫なのか?

だから、女子 格闘技は面白くないなんていわれないか?とまで心配になってしまいました。

平岡琴選手は、まだ攻撃もしっかりしていますが、 樋田智子選手は、この大舞台に立つには早いのではないか?と思ってしまいます

それほど、序盤は一方的 樋田智子選手なにもできないまま、KO負けをするのではないか?

樋田智子選手、鼻血も出てきました。

マッチメイク、ミスマッチ?!

1R目終了 一方的な展開です。

2ラウンド

樋田智子選手、鼻血をぬぐってもらい、綺麗な顔で出てきます

あまりの一方的な展開に戦意喪失していないか心配してしまいます。

しかし、、、、

最初は相打ちからでしたが、しだいに反撃!

樋田選手、背が高く、手足も長い ヒョロ長いとさえ思えるようなほど

リーチも長いので、そのリーチを活かして、アウトボクシングをするのかとおもいきや

自分から距離をつめて、接近戦を挑みます

1R目にあれだけ殴られているのに、1歩も引かずに真っ向勝負!

相打ちになろうが、お構いなしに手を、足を出します

素晴らしい!!!

樋田智子選手

ミスマッチだなどと思ってゴメンナサイ

打撃技術では、平岡琴選手が上手ですが、 樋田智子選手、ハートで、魂で戦っています

樋田智子選手の右ストレート 脇をしめて、長い手をコンパクトにたたんで、最短距離を打ち抜きます

見た目は地味ですが、当たるとかなり威力があるうちかたです。

実際、平岡琴選手が下がるシーンも出てきました。

2R目終了

3ラウンド

お互い、死力を振り絞っての攻防です。

樋田智子選手がハートをみせれば、 平岡琴選手も魂をみせます

素晴らしい試合 テクニックうんぬんよりも、格闘技の面白さを見せてくれます

ついで、なんていってすいません

それにしても、樋田智子選手どうしてこんなに頑張れるのか?

1Rから、盛り返したとはいえ、相当いいパンチ、キックをもらっています。

それでも1歩も引かずに真っ向勝負

これは、勝手な管理人の想像ですが、 樋田智子選手は、トレーナーとして指導もやっている

もしかしたら、生徒たちに、「試合頑張って!」と応援の言葉をもらったのか?!

そんなたった一言でこれだけ頑張れるって、やっぱり格闘技って素晴らしい!!!

と管理人は勝手に想像して、一人で感動しています。

試合終了

1R序盤には、早々にKO決着かと思いましたが、 樋田智子選手の素晴らしい頑張りによって、名勝負になりました

判定結果は、平岡琴選手の勝利 勝負はその通りだと思います。

しかし、平岡琴選手はこの表情

倒しきれなかった悔しさでしょうか?

一方敗れた樋田智子選手

笑顔です。

美しい笑顔

やりきった笑顔

自分の全力以上を出し切れた笑顔でしょう

本当に綺麗です

試合には敗れましたが、自分では大満足の勝負ができたと思います。

管理人もすっかりファンになりました。

名勝負をありがとうございます

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