格闘女子 ”RENA vs. Andy Nguyen(アンディ ウィン)” 動画有り
RENA vs. Andy Nguyen(アンディ ウィン) 2017年10月15日 「RIZIN」
目次 1.この試合を観戦しようと思った理由 2.Andy Nguyen(アンディ ウィン)選手について 3.観戦レビュー
1.この試合を観戦しようと思った理由
RENA選手の打撃でKO勝利を飾った試合が観たい! 過去記事2本を書いて、RENA選手の試合を観戦してみて、管理人もRENA選手は打撃系だと書いているが、過去2本の試合は勝ち負け共に関節技で決まっている。 最近、女子格闘技 RENA選手を観だした管理人としては、RENA選手の打撃でのKO勝利を観てみたいと思って、YouTubeを探してたどり着いたのがこの試合です。
2.Andy Nguyen(アンディ ウィン)選手について
アメリカのMMA団体『KOTC』の女子アトム級王者(MMA=「Mixed Martial Arts」直訳すると「混合格闘技」、日本では総合格闘技とよばれる) ウィンは34歳のベトナム系アメリカ人ファイター。ムエタイのアマチュア大会で20戦をこなし、2013年にMMAプロデビュー。これまでに6戦3勝3敗の戦績を収め、勝ち星のすべてが打撃によるTKOだ。2016年4月にKOTCで女子アトム級タイトルを獲得し、10月には初防衛に成功している。(KOTC=King of the Cage(キング・オブ・ザ・ケイジ)は、アメリカ合衆国の総合格闘技団体) 決してキワものでも、かませ犬でもなく、相当の実績を持つ強者です。 しかも、勝ち星の全てが打撃によるというところがRENA選手との打撃戦を期待させてくれます。 3.観戦レビュー 開始ゴング前の解説を聞くと、Andy Nguyen(アンディ ウィン)選手は契約を守れなかったと言っている。その前の言葉が聞こえなかったので、推測ではあるが、恐らく体重を超過していたのではないだろうか?管理人はボクシング経験があるので思いますが、軽量級での1kgの体重差というのは、想像以上に厳しいものがあります。ただの1kgではなくて、そこに体重をもってくるまでの減量の過程とコンディションがかなり試合に影響します。 しかし、それでもRENA選手はこの対戦をペナルティなしで、勝っても負けても受け入れるといって対戦に望みました。。。カッコいい! RENA選手を俄然応援します。頑張れ! ゴングです。 立ち上がりから、Andy Nguyen(アンディ ウィン)選手が積極的に打撃をしかける。オーソドックスの構えから、ボクシングの左ジャブから試合を組み立てようとしている。 左ジャブを2発3発と連打。RENA選手はサウスポー構えで前に出している右手でアンディ選手の左ジャブをかわし、左に回りこんで前蹴り アンディ選手は、再度左ジャブ、左ロー、ワンツーと打撃を仕掛ける。 RENA選手は冷静に受けながら、左ミドルキックを返すとやや様子見か。 距離がややはなれ、パンチの距離から、キックの距離となる。 その距離から、アンディ選手が左右のローキックを放つ RENA選手は冷静に足の前後を入替て冷静にかわす こんどはRENA選手がワンツーパンチ これもやや距離が遠く空振り RENA選手は構えを左右スイッチしながら攻撃のチャンスを探る(浅倉かんな戦、山本美憂戦でもこの戦い方でしたが、これがRENA選手の戦い方なのですね) そして、RENA選手はやや思い切った左ローキック 当たりは浅いがヒット そこから、アンディ選手がこれではいけないと思ったか、遠い距離から左ジャブ、ワンツーとパンチで攻める。 RENA選手はバックステップして距離をとって、そこからカウンター狙いの大きな左ストレートを放つがお互いヒットしない やはり、二人とも打撃狙いの試合展開 と思ったら、距離が縮まり、RENA選手が回転しながらのバックハンドブローを放った時にアンディー選手はダッキングしてかわして背後から抱きつく形になり、グランドにテイクダウン。アンディー選手が上になり、RENA選手は下での攻防。このグランド攻防もお互い打撃狙いです。アンディ選手は上から、間接を狙わずあくまで打撃狙い。上からRENA選手の顔面へパンチを見舞います。意外にも、その隙にRENA選手が腕をとろうとしますが、これはあっさりかわされるものの、マウントポジションは離れる。そのチャンスにRENA選手は立ち上がろうとするが、アンディー選手もそうはさせじと背後から組み付くものの、RENA選手はアンディー選手を背負ったまま立ち上がる。 アンディー選手は背後からチョーク(首)を狙うが、それは許さない。アンディー選手もチョークはあっさりあきらめて、背後から組み付いたまま、顔面へパンチを放つ。何発かあたるものの、その体制からでは効かせるほどの威力はないようだ。 その間に、RENA選手が体制を入替えて背後からアンディー選手を降ろしてスタンディングポジションとなり、再び打撃の距離となる。 そこから、 RENA選手の前蹴りを入れて、右ストレート、左ボディのコンビネーション。 この左ボディが入った(効いた) そこから休まず、左右パンチを顔面へいれて、再度左ボディがヒット。(これも効いた) アンディー選手はたまらず、RENA選手の打撃を抑えようと組み付きにいこうとする。(ボクシングのクリンチ、ムエタイの首相撲のような体制を狙う) しかし、RENA選手は強引に振りほどき、顔面へ右ストレートから、三度の左ボディ!これもヒット。これもかなり効いた。 いままでは何とか効いていないふりができていたが、今回は背中が丸まるほどあからさまに効いている。 そこから、RENA選手叩き込む膝蹴りをボディに見舞い、これもヒット。 アンディー選手、戦意喪失かと思われるほど、身体をRENA選手から横向けにして防戦というよりも殴られるのを避けるような体制になり、コーナーへ詰まる。 RENA選手そこから、怒涛の打撃ラッシュ。顔面へワンツースリーフォーとパンチの連打 アンディー選手もチャンピオンの意地をみせ、戦意喪失かと思ったところから、RENA選手へ正対して打撃を返す勇気をみせる。 しかし、RENA選手顔面だけでなく4度目の左ボディを見舞い、これもヒット たまらずアンディ選手、打撃を封じるためにクリンチをしようと組み付きにくる。 しかし、RENA選手首相撲から膝蹴りをまたもボディにいれてクリンチを振りほどくと振りほどき様に5度目の左ボディへパンチ アンディ選手効いてることを隠すこともできず、なんとかロープをつかんでダウンを拒否するのが精一杯 コーナーにつめて、ここでトドメの一撃
顔面へワンツーパンチを放つが、これは空振りだが、ワンツースリーの最後に左ボディへまさにグサリとこぶしがめり込んだ。 アンディ選手たまらず膝から崩れ落ちてダウン 苦悶の表情を浮かべてここで試合終了
いや~~~、すばらしい試合でした。 合計6発も左ボディを突き刺して、相手の心を折っての完全勝利 そこまでの組立てもすばらしかったです。 アンディ選手も膝も含めると10発近くもボディに入れられたにもかかわらず、よく健闘下と思います。 だからこそ、見ごたえのあるいい試合になったと思います。
両雄に感謝の拍手です。 スポンサードリンク
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