Stamp Fairtex ONE Championship Muay Thai June 2019 vs. Alma Juniku 勝利への意思 観戦レビュー
LEGENDARY QUEST
15th Jun 2019,SHANGHAI
Stanp Fairtex
アトム級ムエタイとキックボクシング 世界王者 スタムプ・フェアテックス 身長:157 CM 体重制限:52.2 KG 年齢:21歳 出身:タイ
北東ムエタイチャンピオンのスタムプ・フェアテックスは、5歳の時からムエタイを始め、父親のジムで武道の旅を始めました。 もともとはタイ北東部のラヨーン出身で、18歳でパタヤに移り、プロ格闘技者という夢を追求しました。
スタンプはトレーニング開始からわずか1年後に初めてのムエタイ・リングに足を踏み入れ、30秒以内のノックアウトという驚異的なデビュー戦を飾りました。 彼女はその後、80以上の試合を重ね、2つの体重クラスで、スタジアムチャンピオンシップと北東タイチャンピオンシップを含む、複数のタイトルを獲得しました。
現在、彼女は、ONEスーパーシリーズで、世界最高峰のストライカーたちと戦っています。 ONE Championshipでの目標は、女性ムエタイ選手も強く、そして女性による格闘技も男性の格闘技イベントのように燃えることを証明することです。 また、総合格闘技の試合にも参戦し、キックボクシングでも金網の中で総合格闘技でも、最初のタイ女性世界王者になることを目指しています。 その後、2018年に、ONEキックボクシングアトム級世界チャンピオンに参戦するため、バンコクへと行きました。
関連記事 → 女子格闘技 スタンプ・フェアテックス”oneFSキックBOXクィーン”はムエタイ王座も戴冠するのか?白熱の大熱戦 VS ジャネット・トッド 観戦レビュー
Alma Juniku
身長:163 CM 体重制限:52.2 KG 年齢:18歳 チーム:Modern Warrior Muay Thai 出身:オーストラリア
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観戦レビュー
1R
お互いオーソドックススタイルでアップライトの構え
それにしても、ムエタイの試合はオープンフィンガーグローブで戦うのですね!
このグローブだと、ボクシンググローブのように、弾くパンチ=早くて軽いジャブは撃ちにくいし、ディフェンス面でもガードで顔面・頭部を守りにくい
より、ストレート系パンチと蹴りで攻防を組み立てる必要があります。
そのためが、序盤はお互いに相手を良く観て慎重な立ち上がり
パンチとキックをたまにだすが、双方単発
やはり、距離とタイミングを図る弾くジャブはうち難いか?
膠着を破ったのはStamp
鋭い踏み込みの左ジャブ
これは、Almaよく観ていてもらわないが、ガードしていた両腕の間を開かれる
その空いたガードの間を
逃さず、Stampの右ストレート
さらに、追撃の右ミドルキック
明確なクリーンヒットを奪う
Almaも負けじと、左から攻撃を組み立てる
踏み込んでの左ジャブ
いい踏み込みで鋭くStampのガードの間を抜けているが、Stamp構えは崩れていない
Stamp体制が崩れていないので、Almaの引き手にあわせて
右ストレート これがヒット
そして追撃の右ミドルキック
Stampこの右ストレートから右ミドルキックにつなげるコンビネーションがいい
1R終了
Stampはこの表情
このラウンドは、Stampのラウンドです。
Stamp 10 対 9 Alma
2R
このラウンドは、Almaが積極的に前に出る
左ジャブを踏み込み鋭く打ってくる
Stampも応戦
Stampの右ローキックとAlmaの左ジャブの相打ち
しかし、Almaは右ストレートへつなげる
Almaの動きが良くなってきた
左ジャブの踏み込みが早く、鋭い
Stampも対応して、右ロー、ミドル、ハイと多彩なキックで応戦
Stampボディーへの左ジャブ 顔面へいくて見せてボディーへ突き刺す
より、テクニカルな攻防
2R終了
このラウンドの判定は難しい・・・
Almaの左ジャブをとるか、Stampのミドルキック、右ストレートを取るか・・・
振り分ける必要がないならば、イーブンとしたいところです。
Stamp 10 対 10 Alma
振り分けなければならないならば、Stampへ振り分けます
Stamp 10 対 9 Alma
集計
Stamp 20 対 18 Alma
3R
レフェリーに隠れてるけど、開始早々、Almaの左ジャブがヒット
Alma攻撃にリズムが出てきた
Almaの左ジャブにStampの左前蹴り
そして、
Stampの左ミドルキックを受けながらも、Almaは右拳を引き絞っている
そのまま
右を突き刺す
Stampやや劣勢 Almaにロープ際に押し込まれることが多くなってきた
しかし、Stampの反撃
Almaが前進してくろところに、いきなりの右ストレート
Almaの顔面が天井を見上げる
死力を尽くした攻防
3R終了
これもポイントの振り分けが難しいラウンド
前半は、Almaがリズミカルな打撃を的確にあてていました
しかし、後半は、Stampが首相撲からの膝蹴りなど体力を使って盛り返す
管理人はこのラウンドはAlmaのポイントとします。
Stamp 9 対 10 Alma
集計
Stamp 29 対 28(29) Alma
4R
このラウンドもAlmaが打撃を狙うが、Stampはカウンターを取る
Almaの左にたいして、Stampも左を返し、そのままワン・ツー
Almaは基本に忠実だが、乱れた体制からでも相手の身体に打撃を当てる当て勘は、Stamp優れている
Almaは基本に忠実に綺麗な左ジャブから入ってくる
その左ジャブをもらうことも多いStampだが、貰いっぱなしではなく、必ず反撃のパンチ・キックを返している
攻防の最終的なヒット数ではStampが上回っているか?
しかし、中には危険な肘打ち!
Stamp、危険な状況のときは、距離をつぶし、首相撲で膝蹴りをうって局面を変える
ロープ際の攻防
Stampの右ストレート2連打
Almaの左ジャブにたいして、右をかぶせていくStamp
Almaも負けていない 距離が詰まったところで身体を回転させての肘打ち
クリーンヒット Stampダメージをおったはずだが、それでも反撃にでる
Almaここはチャンスだったが、攻めきれない
4R終了
このラウンド、終始Stampが優勢でしたが、あの肘打ちは相当なダメージをおったとみます
実際、ラウンド終了後にStampは
コーナーに椅子がくるのを待ちきれずに休憩
疲れもあるでしょうが、ダメージが大きいと思います
しかし、このダメージをAlmaに悟られることなく、反撃を見せてこのラウンドを乗り切りました
ポイントは、あの肘打ちがなければ、Stampのポイントとしたいところですが、肘打ちが決まったので、
Stamp 9 対 10 Alma
集計
Stamp 38 対 38 Alma
5R
さあ、最終ラウンド
Stampはダメージと疲れがたまっている
Almaは勝負をかけることができるか?!
しかし、予想に反し5Rの立ち上がりはしずかな立ち上がり
これは、Stampとしては、休息がとれてラッキー
Almaとしては、挑戦者らしく勝負にでたいところだが、、、
それでもAlmaは基本に忠実に左ジャブから攻撃を組み立てる
・・・・・この局面で、勝利を確実にするためには、少し応用、あるいは基本を崩してでも強引な攻めが欲しいところだが・・・・
しかし、それをさせないStamp
Almaが攻撃をしかけてくると、猛然と反撃
勝利への執念を見せる
疲れていながらも、Stampは連打を見せる
一方のAlmaはどうしても攻撃が単発
さすがに疲れもあるだろうが、単発攻撃ではStampを掴まえることができない
そして、試合終了
このラウンド、お互いクリーンヒットは少なかったですが、勝利への執念を見せたのは
Stamp 疲れとダメージは色濃くみえていましたが、それでも連打をうち、勝つんだという意思をみせたのはStampの方でした
一方の、Almaは大魚を逃がしました
ボクシングテクニックはあり、あてるのもうまい。実際、肘打ちで大ダメージを与え、大チャンスを迎えましたが、そこからつめることが出来ませんでした。
このラウンドのポイント振り分けは
Stamp 10 対 9 Alma
集計
Stamp 48 対 47 Alma
管理人は、Stampの勝利を支持しますが、判定やいかに?!
やはり、Stampの腕が上がりました!
素晴らしい試合でした。
大苦戦しながらも、最後は勝利への執念で勝ちきりました
ありがとうございました。
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